ACON血糖値測定器を実際に使用した感想
この体験談は、糖尿が心配な祖母に自己血糖値測定を勧めた筆者が、自主的に血糖値コントロールをして糖尿病を予防しよう、悪化を防ごうと考えている方にアメリカ製の血糖値測定器「ACON」のご紹介をするものです。
今ならACON社の血糖値測定器の本体セット無料キャンペーンを行っています。
ACONを実際に使用した感想 【目次】
「ACON」を選ぶ最大のメリットは、日本では認められていない検査祇(センサー)のネット通販が利用できるところ。
「ACON」を扱っている糖尿病お助け隊では初回購入の方に限り本体無料キャンペーンを行っているところです。
つまり、自己血糖値測定を行うことに興味があるのなら、始めるハードルとしてはとても低いという点がおすすめです。
しかし、本当に重要なのは以下の点ではないでしょうか。
・自宅で血糖値測定を行う意味はあるのか
・その検査は役に立つのか
・ACONは使いやすいのか
この3点の説明をするために、私がACONを購入するに至った経緯、どのように役立てるのかという具体例、そして実際に祖母と一緒に使ってみた感想を交えてお話しします。
予防を目的とした血糖値検査を行うなら本体無料は嬉しい
海外製のものであれば、検査祇まで含め自宅にいながら検査を始められることを知りました。
ACONは本体無料キャンペーンも行っており、筆者のように、治療以前の予防の段階で自己血糖値測定を検討している人には都合が良い製品でした。
ただ、よっぽど本格的に糖尿病の検査や治療が必要にならない限り、検査祇が定期的に必要になるということはないと思っていました。
ただ調べるだけ、一定期間だけ血糖値を調べて、食べると上がる、食べないと下がる、何を食べればこれだけ上がって、身体に悪い、ということを祖母に知ってもらうためには定期的に試験紙を買うことを想定しなくても良いと思いました。
つまり、ほんの少しの間血糖値測定ができれば良い。その間に色々と実験をして、これを食べたらこれくらい上がり、こういう風に食事を取れば血糖値はこう変化するというものを掴んでほしかった。
せめて間食は控えてもらう、間食を取るにしても食べるものを気にかける、食べる量を気に掛けるというきっかけになればよいと思いました。
そんな風にライトに使うつもりであればなおさら、本体無料というのは大きな魅力です。
血糖値測定器の本体セット無料キャンペーンについて詳しく知りたい
ACONがお得なのはセンサー(検査紙)の価格が一枚39円とダントツで安い
ACONがお得なのは、本体無料キャンペーンがあり、継続して使う場合センサーの価格が一枚39円とダントツで安いので、経済的な負担がとても少ないというところです。
しかし、もし自己血糖値測定を行い、血糖値が高い傾向にあると思ったら、どこかのタイミングで勇気を出して病院へ行き、医師に相談してみましょう。
運動習慣や生活習慣の改善で血糖値も改善するのなら良いですが、数値によってはすでに専門的な治療が必要な段階であったり、合併症への対策が必要な場合もあるかもしれません。
仮に本格的な治療やコントロールが必要だということになれば、全ての病院なのかどうかは分かりませんが、血液を出さずに血糖値測定を行える機械が保険適用で使用することができることも、色々と調べているうちにわかりました。
血液を出さずに血糖値測定を行えるのは、2017年9月から保険適用となったフリースタイルリブレというもので、センサーを通していつでもリアルタイムに血糖値を表示できるというもの。食後10分毎に血糖値を確認するということだってできます。
このように、医療の現場も進化していますので、気になったら具体的なデータを持って医師に相談ということができるのは治療を効率的に進める上で有効だと思います。
ACON血糖値測定器 感想を簡単にお伝えします。
実際に届いた機械を見て、まず、意外に単純な機械だと思いました。
ややこしいことはなさそう。
ボタンが二つついていて、感覚で操作できる。
しかし、80歳を越える祖母に使い方を教えるのは容易ではありません。
ACONのデザインのあまりよくないところは、液晶画面が白黒でバックライト機能もついておらず、血糖値以外の機能に関する表記がごく小さいこと。
日本製の血糖値測定器を見てみると、液晶画面が明るく、血糖値に応じて色分けがされ評価が一目で分かるというものがありました。
比べてみると、やはり日本製のものの方が良かったかなと思いましたが、日本では本体が無料というような製品はありませんでした。
※細かな機能まで使いこなすという意味でACONは老人に使いやすい製品ではないかもしれません。
ハードルがいくつかあります。
液晶画面が見にくいこと。
針の廃棄が難しいこと。
小まめに検査を行うことになる血糖値検査は、自分一人でできるようでなければいけません。
はじめに私が使い方を2回説明、1回実演しました。
その後、3日ほど見守りましたが、それ以降は一人で使えるようになりました。
血糖値を測定するというシンプルな使い方なら高齢者でも大丈夫だと思いました。
検査自体は難しいものではなく、一人でできないことはありませんが、完璧に使いこなそうとするとハードルが上がります。
日本製の測定器でも同じですが、検査に慣れるまでは繰り返し教える必要があるでしょう。
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ACONの便利な機能
ACONにはいくつかの便利な機能がついています。
・メモリー機能
・最高血糖値と最低血糖値を設定できる機能
・タイマー機能
・ケトン体の検査を行った方が良い場合に教えてくれる機能
・食前/食後を記録できる機能
これらの機能を使うことは簡単ですが、先ほども言ったとおり、表記が小さいのと、ボタン二つだけで操作をこなすのは大変難しいものです。
誰かが傍についていられるなら良いですが、そうでないのなら、強いて使う必要のある機能ではないのではないでしょうか。
※機能についてはこちらで紹介しています。 → ACONの細かな機能について設定の仕方を簡単に解説
よってここでは簡単な紹介に留め、特に設定のいらないメモリー機能にだけ触れておきたいと思います。
←ボタンを押せば前回の血糖値が表示され、→を押すと平均値が表れます。
7日の平均値が出た画面で←を押すと、14日、30日、60日の平均値が順番に表示されます。
食前と食後を記録する設定をしておけば、食前の平均値、食後の平均値を見ることもできます。
例えば使っていくうちに記録が溜まり、14日平均、30日平均、60日平均と数値がどんどん下がっていれば、かなり調子が良いようだぞという風に知ることができます。
手書きのノートをつけることをお勧めします
個人的に思ったのは、ただ平均値を見る意味はそれほど大きくないなというものでした。
まず、相当規則正しく測定しなければ平均値は意味を成しません。例えば3日に一回程度検査漏れがあるとすれば、一か月で10日(10回)ほど測定漏れがあることになります。
その平均を出してどれだけ参考になるんだろう?とは感覚で思います。
もちろんまったく意味がないとは言いませんが、やはり数値だけ見ても食生活改善の目安にはなりませんし、漠然とした平均値であれば、測定している本人が平均で高いようだと分かるものだと思います。
おすすめは、血糖値測定ノートのようなものを作り、手書きで数値と時間、食べたものなどを記録することです。
これは血糖値測定を行うなら基本と言ってもよいものかもしれない、と調べているうちに思いました。
特に「何をどれだけ食べたか」を記録することは非常に重要だと思います。
ACONでは、食前/食後のマークはできますが、何を食べたかまで記録されるわけではありません。
これは他の血糖値測定器でも同じだと思いますが、どうせ使うのであればただ漠然と数値を記録するのではなく、こういう食事だからこの数値、ここで運動をしたからこの数値という風に、生活習慣と血糖値の関係を実感できるようにすることが大事だと思います。
ACON血糖値測定器を買うまで
血糖値は小まめに計らなければなりません。
たまに病院に行って血液検査をするのでは、とても糖尿病の検査ができているとは思えない、と私は思いました。
よほどの数値でなければ、糖尿病を疑うということにはならない。
ましてや朝食を食べたんだったかどうだったかと曖昧な情報のもと行った検査であれば、まったく当てにならず、本人が検査の意図を理解しないのでは意味を成しません。
血糖値を仮に指摘されても、今後指摘されないために朝食を抜いて病院に行く、というようなことをするようになるだけだと思いました。
正しい血糖値を小まめに計るには、自己血糖値測定器が必要でした。
しかし個人的に血糖値測定器を購入すること自体が一つのハードルです。
体重計や血圧計のように、ただ身体一つで検査できるものではありません。その都度針で血を出して測定しなければなりませんから、普通の感覚ではわざわざ行いたい検査ではないと思います。
ましてや自宅で、自主的に行うという場合には、少々大げさに感じるような検査だと思います。
また、本体も針もネットで購入することができるのですが、試験紙はネットで購入できないことをこのときに知りました。
日本の法律では、試験紙に関しては医療用体外医薬品に分類されているため、高度医療管理機器の販売資格を持つ薬局でしか扱えず、ネット通販は許可されていないようなのです。
田舎に住む私は、検査祇を買いに薬局へ足を運ぶということは容易ではありません。
ところが海外からの輸入代行に頼れば、ネットで検査祇を購入できるということも知りました。
ACONを使うに至った経緯
血糖値が本格的に気になったきっかけは手の痺れです。
ある日、祖母が手先の痺れを訴えました。
これまでも手を揉んでいる姿は見たことがありましたが、祖母はバネ指の経験もあり、朝には指が強張るというので、手術を終えた今でもそのような症状が続いているか、癖で手もみをしているのかと思っていました。
しかし聞いてみると、手先がピリピリと痺れていると言います。
痺れの特徴を聞くと、指先全体がピリピリすると言います。
痺れの原因となり得るものは何かをしらべました。
脳に血のかたまりや腫瘍があって神経が圧迫され手足が痺れることがある、手首から指先へと通る神経が圧迫される手根管症候群、こり、腱鞘炎、首などの骨に障害がある、そして糖尿病性の末梢血管のつまり。
指先全体が均等に痺れているという特徴を考えるに、血行不良による痺れなのではないかと思いました。
手を触ってみるとすごく冷たい。見た目では分からないけれど、血行はあまり良いようには感じませんでした。
糖尿病の初期の兆候なんじゃないかと思いました。
そのように思ったのは、祖母の食生活がとても模範的だとは思えなかったからです。朝は基本的に食べますが、昼は食べません。
その代わりお腹が空いたらパンやお餅などを昼食兼おやつのように食べます。
パンにはジャムをつけ、お餅には砂糖醤油をつけてたっぷり食べる。果物も好きで、日中はダラダラと食べることが多い様子です。
疲れていれば甘いものを食べたくなるし、歳を取るにつれて料理も億劫になり、畑仕事で疲れていればいるほどおかゆを作って食べたりと炭水化物に寄った食生活になる。
野菜も寒い季節であれば芋やカボチャや煮豆と、炭水化物が多かったり糖分が多かったりするものに偏ってしまいます。
肉を自主的に食べる機会が減っていくにつけ、糖尿病の心配は募っていきました。
毎月薬をもらいに通っているクリニックがあるので、糖尿の気はないか相談してみると良いと言っても、血液検査で問題があると言われたことはないと言って億劫な様子でした。
一般的な糖尿病に対するイメージとはどういうものでしょうか
糖尿病とは厄介な病気だという印象があると思います。身近な生活習慣病で、腎症や手足の壊疽、失明といった合併症が表れるということも多くの人が知っている。
だけどなぜか自分ごとだとはなかなか思いません。
インシュリン注射を打たなければならない人は運が悪いか、甘いものをひっきりなしに食べているような人に違いない、よっぽど食生活が乱れている人がかかる病気だ。
祖母にもそのようなイメージがあるようでした。そして自分の食生活が乱れていることに気付いていませんでした。幾度となく指摘していますが、少なくとも納得をしている様子はありませんでした。
糖尿病という言葉はよく知っているものの、それがどういう病気で、どうして手足の切断に至るのか、どうして失明に至るのか、どうして腎臓が悪くなるのかという点はあまりよく分かっていない様子です。
結局のところ、糖尿病が生活習慣病であるという意識がとても乏しかったのです。
病院にかかっていることで安心していいのか
病院の先生もあまり真剣に取り合ってくれているとは思えませんでした。
畑仕事で指先を使うことが多かったんじゃないか、もしくは、手首のところに通っている神経が圧迫されて痺れることがあるという説明がされたようでした。
先生が言うのはいわゆる手根管症候群のようでしたが、この特徴は小指と薬指を除く三指が痺れるという情報を先に見ていたので、指先全体が痺れるという症状に合っていないような気がして、いまいち安心はできませんでした。
同じ理由で、脳に腫瘍や血栓があるとも考えませんでした。
また、手根管症候群にしてもある程度の検査をしなければ病名の特定はできないだろうと思ったので、そういうことはよくあるからと言ってろくに検査をしない医師に不信感が芽生えました。
祖母も、糖尿病と言われるよりは畑仕事で指先を使ったから痺れている、神経が圧迫されて痺れが生じることがあり、よくあることであると言われれば、そちらに納得してしまいます。
誰でもそ、より軽い原因の方を自然に信じるものでしょう。
もちろん、糖尿病かどうかということは素人の立場で分かるわけもなく、勝手な判断で決めつけるのは間違っていると思います。
医師が何ともないと言うのだから何ともないと思うのが普通だと思います。
しかし糖尿病は放っておくとどんどん進行してしまうということは素人でも分かることです。
今は何ともなくても、糖尿病に至りかねない食生活を送っていることもまた身近で見てよく分かるので、何とか祖母の意識を変え、血糖値に注意を払うという習慣を付けてもらいたいと思いました。
糖尿病を疑いだして改めて血糖値のことを調べました。
どうなれば糖尿病と呼ばれるような値なのか。
祖母が病院で問題ないと言われるというのは、どういうことなのか。
信じて良いことなのか。
血糖値は小まめに変動します。
単純に言えば、食べれば上がるし、食べなければ下がる。
問題は食べていない状態で血糖値が高かったり、食べ終わってしばらく経つのに血糖値が下がらなかったり。
これはつまり血糖値を下げるホルモンであるインスリンがうまく働いていない、働いているけれど機能していないという状態を表し、こうなる状態がいわゆる糖尿病なのだと知りました。
高血糖状態が続けば血管にダメージが加えられ、抹消血管のような細い血管は詰まって血流が滞ったり、血圧が上がる原因にもなる。
そうなれば腎症や末端の壊疽、脳梗塞や心筋梗塞といった様々なリスクが上がる。
病院で血糖値を計ってもらうこともあると祖母は言いました。
いつも問題ないと言われるようですが、例えば、「朝ごはんは食べましたかと聞かれて、つい、いつも食べてるから食べたと答えたけれど、今日は食べてなかったんだった」と後から言うこともありました。
そのあたりが正確でなければ血糖値の検査なんて意味がないと伝えました。
食べれば上がるし、食べなければ下がるのですから、仮にその日の値が126だとして、朝食を食べた後なのか、朝から何も食べていないのかで診断の仕方は全然違うでしょう。
個人的には、自分で調べなければ気がすみませんでした。
記録をもとに医師に相談することが大切
血糖値検査器が届いてから自分が勘違いしていたことを知りましたが、この製品は決して糖尿病を診断するためのものではありません。
糖尿病の診断はあくまで医師が行うべきであり、自主的に糖尿病検査を行うのは良いにしても、それで自己診断をしたり自己流の治療に使ったりするのは危険なことです。
あくまで血糖値の観察、食生活の見直しによる血糖値の変動の観察と言った使い方に留め、専門的な判断が必要だと思う場面では、記録をもとに医師に相談するようにすることが大切です。
相談するための記録としてはとても信頼できるものだと思います。
祖母の血糖値測定の様子によっては、その記録を根拠に医師に相談してみようと思いました。
最初に測定したとき、祖母の血糖値は152mg/dl。
食後1時間ほど経過したときの血糖値でした。
ある日、お昼に柿を一個とジャム付きのパンを一枚食べていたので、その1時間後ほどで計ってもらうと163mg/dlまで上がっていました。
基本的に何かを食べても140mg/dlを越えないのが正常値と言いますから、食後血糖値はかなり高めと言えます。
数値だけ見ると境界型糖尿病(糖尿病とは診断されないが詳細に検査されると糖尿病だと診断される可能性もある)と言えます。
病院の医師を責めるわけではありませんが、この兆候を掴めないのでは、やはり病院で問題ないと言われたから安心とは言えないのが血糖値なのではないかと思います。
反対に、医師に少し気を付けた方が良いと言われる状況はすでに積極的な治療や生活改善がすぐにでも必要な状態なのではないでしょうか。
祖母の検査結果は、食生活を見た実感に即するところなので納得です。
注意を払う必要がありますし今後の検査によっては記録を持って医師に相談することも考えなくてはなりません。
空腹時に測定を行うと102mg/dlでしたので、緊急性は高くないものの、やはりできるだけ早い食事の改善の余地はありそうです。
おやつを食べ過ぎるのを止める。食べるものに気を付ける。食べ方に気を付ける。
今後データを取っておくことで、本人にも少しずつ実感が湧いてくるのではないかと思います。
指の痺れは血糖値の上昇によるものなのか、手根管症候群のような神経に関するものなんかは分かりません。どちらの可能性も考えながら、もう少しだけ様子を見ようと思います。
このように、本格的な検査のきっかけ、治療を行う際のデータ集めの方法として、自己血糖値測定器はおすすめです。
最後に
血糖値が高いようだと思ったら、医師に相談することは常に検討しましょう。
場合によっては自力で何とかしようと考えるより、最新の道具が使える場合もあり、その方が治療効果が高いことがあるはず。
ACONは自己血糖値測定を低い負担で始めるにはおすすめですし、継続して利用するのも良いと思いますが、糖尿病を自己解決するものではありません。
その点も含め、色々なことを決断するための道具として、ぜひ今後の健康維持に役立てみてほしいなと思います。
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