それでも血糖値が高さが気になるのは何故?
甘いモノは苦手、むしろ辛党だ!といった方の中にも、血糖値の高さが気になるという方が存在します。
そうした方々にとって、このままでは糖尿病の恐れが...と言われても、ピンとこない面があるのではないでしょうか。
確かに甘いモノが大好きで手放せない!といった方程、糖尿病になる確率は高くなるものです。
ですが血糖値というもは、甘いモノは口にしない生活を送っていても、お酒の飲み方や食事の摂り方にとってそのコントロールが難しいものになってしまうことがあります。
つまり、甘いモノを食べていないからと言って、糖尿病とは無縁でいられる...という訳ではないのです。
ではどうして、甘いモノを食べていないのに血糖値の高さが気になるものなのか。
ここではその理由や血糖値をコントロールするための工夫などについてご紹介していきたいと思います。
炭水化物や酒類の摂取量にも注意が必要
甘いモノが好きな人が、糖尿病に注意しなくてはいけないのは当然のこと。
しかし血糖値の高い人が控えるべき糖分は、何も甘いモノに含まれているとは限りません。
代表的なものを挙げるとすれば、私達が日頃主食として口にしている米やパンなどの炭水化物も立派な糖分の一種です。
砂糖のような甘さとは異なるかもしれませんが、噛みしめる程に甘みを感じる炭水化物は、分解されることで体のエネルギーとして扱えるブドウ糖にその形を変えます。
つまり、属に甘いモノと括られるお菓子などを口にすることがなくても、主食となるお米やパンをよく食べるという方であれば、十分に糖分を取り過ぎている状態にあると言えるのです。
また当然ではありますが、お米から出来ている日本酒も糖質は高く、100mlあたり3,6g程度の糖質が含まれています。
加えて、同じアルコール類であるビールにも100ml当たり3g程度の糖質が含まれています。
それぞれ銘柄による違いはあるでしょうが、この値を目安とするのであれば、ビール中ジョッキ500ml前後のサイズを一杯飲み干すだけでも、糖質の摂取は10gを超えていることになります。
甘いモノを食べ続ける習慣と比較すれば大した値ではないのかもしれませんが、こうした酒類を飲み過ぎる生活習慣を送る方にも糖尿病になる危険性は十分にあると考えられるのです。
血糖値の高さに影響する生活習慣
前述した通り、酒類にも糖質が含まれるものがありますが、正直なところ、単にそのお酒を飲むこと自体が糖尿病の直接的な原因になることは滅多にないだろうと思います。
ただ、お酒を飲むとなれば、そこに何かしらのつまみを口にすることが殆どではないでしょうか。
お酒を口にすることで甘辛い食べ物や菓子類などの口にする量が増えれば、その分糖質の摂取量も増えていきます。
実際、糖尿病治療において糖質制限をするとなれば、お酒も極力控えることが必要になります。
お酒を飲むこと=糖尿病になるという訳ではありませんが、いずれにしても飲み過ぎ食べ過ぎが身体に与える影響は大きいということをに頭に置いておくことが大切です。
そもそも甘いモノを食べている認識はないのに血糖値が高いといった方の場合、食べ過ぎ飲み過ぎといった習慣が身体に影響していることが考えられます。
血糖値が高いと言われたものの、糖分に対する過剰摂取の認識がない!ということであれば、一度自分自身の食生活を振り返ってみると、思い当たる点が出てくるのではないでしょうか。
例えば、毎食お腹いっぱい食べないと気が済まない、食後もダラダラと何かを口にしてしまう、お酒の量が過ぎる...など、血糖値に影響していると考えられる悪習慣がついてしまってはいませんか?
そもそもメタボリックシンドロームの心配がある方の場合、糖尿病になる危険性は高まるものです。
肥満体で運動をしないといった方の場合、摂った糖分がたとえ極僅かなものであっても、使用するエネルギーが極端に少ない状態にあれば、血糖値の高さに影響が出ます。
糖質以外のものでもカロリー摂り過ぎている場合、内臓脂肪の貯蓄が臓器に負担を与え、インスリンの感受性を落とす原因へと繋がりますので、結果的に血糖値は高くなってしまうのです。
そもそも血糖値の高さは、インスリンの働きが弱まっている指標のようなものですので、糖質の摂り過ぎ以外でもその影響が出ることは十分にあります。
また当然ではありますが、肥満体でなくとも食生活と運動不足により、血糖値が高くなることはあります。
ご承知の通り、糖尿病患者となっている全ての方が肥満体という訳ではなく、たとえ痩せた体型であっても、血糖値の高さには注意が必要です。
糖尿病は生活習慣病の一種ですので、体型問わず、どんな方でも発病する危険性があるということも頭に置いておきましょう。
血糖値を上げないための生活習慣
血糖値を上げないためには、食事の摂り方と適度な運動に意識を向けることが大切です。
たとえ自分の生活習慣に心当たりがなかったとしても、血糖値が高さが気になるのであれば、すぐにでも幾つかの対策を取り入れていきましょう。
まずは、食生活を見直すことをお勧めします。
よく噛んで食べること、腹八分目で済ませることなどは昔から言われていることかもしれませんが、それだけ基本的なことで身体にとっては大切な習慣です。
例えば、夜遅い時間に仕事から帰ってきて、空腹のあまりお腹一杯食べて、そのまま疲れて寝てしまう...忙しい毎日を送る方にとっては致し方のない習慣かもしれませんが、そんな生活を続けていけは肝心の身体を壊してしまいます。
身体を壊すことになれば、忙しく働くことも、無茶をすることも出来ません。
そうなってから後悔するのではなく、血糖値が高いと知ったことを良い切っ掛けとして、自分の生活習慣についてしっかりと見直し改善する努力を実践していきましょう。
また、日頃から運動を取り入れる時間がないといった方であっても、食後には適度な運動を取り入れることをお勧めします。
食後は血糖値が高くなりやすく、運動をすることで血糖値を緩やかなものに導くことができます。
散歩をする習慣を取り入れるのが望ましいでしょうが、難しい場合にはストレッチをするだけでも違いは大きくなるでしょう。
いずれにしてみても、食後には身体を動かすということに意識を向けるようにしてみてください。
炭水化物の吸収を抑えるサプリメント
食習慣の改善が必要なことはわかっていても、付き合い上なかなか控えることが難しい、継続する自信がないといった方の場合、サプリメントを活用するといった手段もあります。
炭水化物の吸収を抑えるサプリメントにフェーズ2と呼ばれるものがありますが、このサプリメントには糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を緩やかにする力があります。
その効果は、白いんげんに含まれるフェセオラミンが消化酵素の働きを阻害することで発揮され、これにより炭水化物が分解されることなく、そのまま排泄されます。
要するに、食べた分の何割かが糖質の面ではなかったことになる...というサプリメントとなっています。
フェーズ2にも各社から様々な種類が発売されているのですが、中でもお勧めなのがドクターズチョイスブランドのフェーズ2プラスです。
フェーズ2プラスには白いんげん成分加えて、糖質の吸収を抑えるギムネマという植物と脂質の燃焼を促進するクロムが配合されています。
サプリメントはあくまで補助アイテムとして活用するものですので、こればかりに頼り切りになる生活では十分な対策が取れているとは言えませんが、どうしても乱れた食生活が正せない、今日だけはどうにもならないといった事情がある場合には、フェーズ2を活用すると有効的でしょう。
糖尿病=甘いモノの摂り過ぎとは限らない
甘いモノを摂り過ぎる方にとって、糖尿病が気になる病であるのは当然のことです。
ですがここまでご紹介してきた通り、甘いモノの摂り過ぎだけが糖尿病への道に繋がるとは限りません。
たとえ辛党の方であっても、糖尿病になる可能性はある。
強いて言えば、生活習慣に正すべき面がある方であれば、誰でも糖尿病になる可能性を秘めているのです。
糖尿病はあくまでも、インスリンの働きが不足したり分泌不足になることが原因で発病する病です。
インスリン感受性が落ちる方は肥満の傾向があり、肥満であるというだけでも血糖値は高くなりやすいものです。
たとえ痩せ型の体型であっても、食べ過ぎ飲み過ぎが当たり前、運動不足が続けているといった生活習慣を続けていれば、血糖値は高くなり糖尿病になる危険性は高まるでしょう。
血糖値の高さや糖尿病で大切なのは、甘いモノを摂り過ぎないことは勿論ですが、乱れた生活習慣を正すことに大きなポイントがあるということを忘れないようにしましょう。
そして、甘いモノは食べないから平気!と高を括るのではなく、血糖値の高さが気になるのであれば、今すぐにでも生活習慣の改善を実践に移す努力をしていきましょう。