血糖値測定器 試験紙
毎日血糖値を測定する必要がある糖尿病の方や常日頃の生活習慣に問題があり血糖値が気になる方は、自宅で血糖値を測るために血糖値測定器を使用することがあるでしょう。
血糖値測定器とは、血液中の血糖値を測るための機器で、測定器と穿刺針と試験紙の3つをセットにして使用します。自分でも計測できる簡単な方法で、まず穿刺針で指先を刺して血液を試験紙に吸わせ測定器で血糖値を測定するという仕組みです。
結果は数字となって表れるので、それを毎日記録することで血糖値を管理するサポートが可能です。
病院へ行かなくても自宅で簡単に血糖値を測ることができるのですが、使用するときには注意も必要です。
正しく使用しなければ正確な数値が出ないため、穿刺針を刺すのは常に同じ指の同じ部分と決めなければなりません。
また、摂取する血液が少なかったり、ムリに搾り取ろうとすることで正しい数値が出ない場合もあります。慣れないうちはちょっと怖く感じるかもしれませんが、十分な量の血液をムリなく採取するために穿刺針はきちんと刺しましょう。うまく血液を出させることができないと感じる時は、穿刺針を刺す前に指を心臓よりも低い位置に下げて血液が集まってくるのを待ってから試してみましょう。
できるだけ痛みが少ないものを選びたいというのなら、穿刺針が細いタイプの測定器を選ぶことがお勧めです。ただし、細い穿刺針の場合は測定でエラーが出てしまう場合もあるので、そのような場合は自分に合ったサイズの穿刺針を選ぶことが必要になるでしょう。
また、使用する試験紙にも気を配りましょう。試験紙は湿気に弱く、フタを開けっぱなしにしておいたなどの理由で湿気てしまうと、試験紙自体が変質してしまい正確な数値が計測できないこともあります。
血糖値測定器と試験紙を使用する前に、添付文書や取扱説明書をじっくり読むことが必要ですが、高温多湿な場所に置かないなど保管方法にも注意し使用期限もチェックして正しく測定できるようにしておきましょう。
重度の糖尿病の場合
重度の糖尿病の場合、急激な血糖値の変動が起こらないようにするためにも自分で血糖値測定を行う必要があります。また糖尿病のリスクを医師から指摘されたり、血糖値が気になりはじめた時にも定期的に血糖値を測定することは重要です。
そのために病院に行かなくとも血糖値を測定できる血糖値測定器があります。これは薬局などで購入することもできますし、2005年4月の改正薬事法で高度管理医療機器に分類されていることからネット通販でも購入可能となっています。
ここで気になるのが価格面ですが、基本的に測定機本体はそれほど高額ではなく、どのメーカーでも1~2万円程度が相場となっています。海外製の中には5千円前後というのもあるほどです。
ですので、毎日、血糖値を測る必要があるのであれば、こうした機器を通販で購入すればよいといえます。
しかし、血糖値測定器を使う上で問題となることが一つだけあります。それが血液採取のために使う針と、採取した血液の情報を測定機に送るセンサーが必要ということです。
この針とセンサーは消耗品ですので、定期的に買い足す必要があり、機器本体自体が安くてもランニングコストの面で負担がでてくるのです。
また問題は費用の負担だけではなく、センサーの購入の手間にもあります。
針は通販で購入することはできるのですが、センサーは通販で購入することができないのです。これは薬事法が関係しており、血糖値測定器のセンサーが体外診断用医薬品という扱いになっているからです。そのため、薬局での取り扱いは可能でもネット通販では取扱いが禁止されています。
しかし、血糖値測定が必要な糖尿患者の場合、センサーは1日3枚以上は確実に使うものですので、通販で手軽にまとめ買いができないのは不便だといえるでしょう。
そこでおすすめなのが個人輸入です。個人輸入であればセンサーも手軽にまとめ買いすることができます。
ただし、この場合、品質や安全性の確認や日本語対応しているか、支払い方法が選べるのかなど様々な点に気を付けて購入先を選ぶことが重要です。