甘えていてはいけない糖尿病予備軍
血糖値に異常が見られたのなら、必死にならないと取り返しのつかないことになります。
むしろ「予備軍」と言われている今が最後のチャンスです。
その域を越えてしまえば、たちまち糖尿病患者になって本当に治療をしなくてはならなくなってしまうのですから。
危機感を維持出来ないから恐い高血糖
糖尿病の合併症が起きたときなどは、はっきりと自分の病気を意識できます。
しかし、我々は自分の高血糖状態というのをなかなか自覚出来るものではないというところが問題。
何故なら、血糖値が高い状態でも苦しいとか痛いとか身体に何か起こる訳ではないので、血糖値が上がりにくい食事を心がけたところでプラスの実感もそれほど得られないのです。
結果的に、何かの折に糖尿病が発覚して、本格的な糖尿病食、そしてインシュリン注射となるのです。そうなってしまうと、気の緩みが命を落とすきっかけになりかねません。
だからこそ、血糖値「高め」の今、糖尿病「予備軍」の今、しっかりと身体を労わる必要があるのです。
血糖値改善を支えるアイテム
自分の身体の中で起こっていることの実感がなければ、健康的な生活というものもなかなか続けられないものです。
糖尿病予備軍とは、医学的には立派な糖尿病かもしれないけれど、感情の面から言えばまだ糖尿病とは言えないという状態。
糖尿用予備軍の方がこのまま行けば確実に糖尿病になる、というのも気持ち的には少々大袈裟な気もします。しかし、楽観すれば簡単に症状が進んでしまうのも事実。
そこで、ここからはそんなどっちつかずの方たちにおすすめの血糖値管理アイテムをいくつかご紹介したいと思います。
自宅で利用可能な血糖値測定器
血糖値測定器とは、ご自分の身体で起こっている血糖値の上がり下がりを把握できる道具です。
は結構お金のかかるもので、本体と必要な消耗品を揃えるとなると安くても1万5千円から2万円と結構大きな出費となります。
特に消耗品である検査紙や穿刺針が高いのです。検査する回数が多くなればなるほど、コストは増していきます。
病院の検査で 血糖値が高い、糖尿病予備軍と言われたのなら、必要な出費と割り切りたいところです。
血糖の上がり下がりというのも気になるというのであれば、ビューティー&ヘルスリサーチが販売しているACONという血糖値測定器なら、本体が無料です。
消耗品ならコストは5千円程度(100枚セット)ですから、そんなに本格的にじゃなくてもいい、ちょっと興味あるからという方でも試してみることが出来ると思います。
血糖値は一日の中で大きく変動するものですから、普通は朝、食前、食後一時間、二時間などと時間を決めて測定します(規則的な食生活も糖尿病改善には重要です)。
10回では正確に自分の血糖値を把握するには至らないと思いますが、全く参考にならないという訳でもありません。
家庭で測定するときは、
空腹時の血糖値が126mg/dl以下である。
食後二時間の頃の血糖値が80~140mg/dlの間である。
という基準があります。
この基準値を越えていなければセーフと考えてよいのではないでしょうか。
自宅でヘモグロビンA1cを計れる測定器
血糖値は一つに目安に過ぎず、病院ではもっと詳しく検査をします。
血糖値は明らかに基準値を越える数値ならはっきり糖尿病と分かりますが、数値がどちらとも言い切れない場合もあるからです。
血糖値は頻繁に変動するのに、そのとき限りの血糖値しか分からないのでは診断も心元ありません。
そこで、病院では ヘモグロビンA1cという値を調べることになります。
ヘモグロビンA1cは赤血球中のヘモグロビンにどれくらいブドウ糖が結びついているかという値です。
赤血球は4ヶ月程の寿命を持つ細胞で、その間、体中を巡っています。赤血球中のヘモグロビンは酸素を運ぶ役割を担っていますが、ブトウ糖とも結びつくという性質も持っているたんぱく質なのです。
つまり、ヘモグロビンA1cの値を調べれば、 直近数ヶ月の血糖値の状態がわかるということ。
血糖値が高い状態が続いていたのであれば当然ヘモグロビンA1cの値は大きくなります。この基準値は4.3~5.8%が正常となっており、6.5%以上は糖尿病と診断されます。
これはむしろ、糖尿病を気にする人であれば血糖値の値より判定の意味では信頼出来るものです。病院で検査するのが普通ですが、A1CNOWというヘモグロビンA1cを計測できる簡易検査器もネット販売で購入出来ます。
精度は高く、二回測定できるもので6千円程度とコスト面でもなかなかおすすめ。
特に、食事や運動量に気をつけて、いかに改善したかを知りたいというのでしたら、わざわざ病院に行かなくても直近数ヶ月の血糖値の平均とも言える値が測れるこのアイテムを備えておけば楽ちんです。
糖尿病予備軍の人にとって、これからの生活は自分との戦いです。運動療法も食事療法も、はじめは高いモチベーションを保っていられるかもしれませんが、体質が改善しているという実感がなければ大変な苦痛を強いられると思います。
運動を頑張れば当然お腹が空いて、食事制限が辛くなる。血糖値測定器はそんなときに戒めの道具になったりもしますし、血糖値を急激に上げない食べ方を模索する目安ともなります。
どんなものをどのように食べると血糖値が上がるのかということを教えてくれるのです。
ビューティー&ヘルスリサーチ社では、測定器の他にも血糖値コントロールを支えるアイテムがたくさん揃っています。
血糖値を下げるお茶を筆頭に、炭水化物を吸収しにくくするサプリメントや、糖分をコントロールするための甘味料。血行を促し、インシュリンの分泌を促進するアルギニンなど、ご自分の弱点や傾向に併せて血糖値管理を支えるものが豊富にあります。
まだ糖尿病予備軍なら、最低限のアイテムで十分な効果が期待できます。ぜひ、血糖値がどのような状態にあるのかを把握して、ご自分に必要なサポートアイテムを探してみてください。